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【伊予銀行】据置:AA/安定的 ニュースリリース | 日本格付研究所 JCR 16d0581

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http://www.jcr.co.jp

16- D- 0581 201 6 年 10 月 7 日

株式会社日本格付研究所(J C R)は、以下のとおり信用格付の結果を公表します。

株式会社伊予銀行

(証券コード:8385)

【据置】

長期発行体格付 AA 格付の見通し 安定的 ■ 格付事由

(1) 松山市に本店を置く資金量 5 兆円超の地方銀行であり、資金量規模は四国で首位。瀬戸内圏域を中心に 13 都府県にまたがる広域店舗ネットワークを構築している。県内シェアは預金 42%(ゆうちょ銀行を除 く)、貸出金 35%と高く、愛媛県及び県内主要都市の指定金融機関を多数受託するなど、地元におけるプ レゼンスが高い。強固な事業基盤や良質な貸出資産、高い資本水準などが格付を支えている。有価証券の 売却益を積極的に活用することで最終利益は高水準が維持されているものの、基礎的な収益力の低下が続 いている。地域金融機関を取り巻く経営環境が厳しさを増すなか、本業の収益力を示すコア業務純益の動 向が格付上のポイントである。

(2) 地場産業の海運関連融資がピークアウトしているものの、中小企業向け貸出の堅調な推移に加え、住宅ロ ーンを中心とした個人向けの伸びに支えられて貸出金平残の増加率は毎期 2∼3%程度が維持されている。 ただ、14/ 3 期以降は低金利環境の継続に伴う利ざや縮小の影響によりコア業務純益(投資信託の解約益 を除く)は減少傾向にあり、従前 0. 6%台で推移してきた ROA (コア業務純益ベース)は、16/ 3 期では 0. 4%台半ばまで低下している。マイナス金利政策の影響から収益力に一段と下押し圧力が強まるなか、 貸出残高の拡大、とりわけ主力の中小企業向け貸出を一段と積み増すとともに、調達コストを削減するこ とで資金利益の減少をどれだけ抑制していけるかが注目点である。また、預り資産販売の推進体制の強化 や証券子会社との連携などにより非金利収益を拡大していけるか見守っていく。

(3) 金融再生法開示債権比率は 16年 6月末で 1%台半ばと良好な水準にある。与信費用は低位に安定した水 準が維持されており、要注意先債権の保全状況などから判断して当面多額の損失が計上される可能性は低 い。大口与信先には外航海運業向けが多く、海運市況の低迷により債務者区分が下方遷移する先が増えて いるものの、融資対象としている船主は手元資金に厚みがあり、為替変動に対する耐久力の強い先が多い ことから、貸出資産の質が大きく悪化する可能性は低いと J C R はみている。有価証券運用では金利環境 を踏まえ円建債券を削減する一方、外貨建債券、投資信託などへの分散投資を進めている。国内外債券の 金利リスク量は資本対比でみて抑制されている。株式の保有が多いものの含み益が大きく、現下の低金利 環境において収益変動のバッファーとして機能している。

(4) 連結普通株式等 T ier1 比率は 16 年 3 月末 14. 04%。その他包括利益累計額を控除した調整後でみても 11%程度と良好な水準にある。引き続き内部留保の着実な蓄積が見込まれ、自己資本の充実が進むとみら れる。

(担当)松村 省三・南澤 輝 ■ 格付対象

発行体:株式会社伊予銀行 【据置】

対象 格付 見通し

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http://www.jcr.co.jp

格付提供方針に基づくその他開示事項

1. 信用格付を付与した年月日: 2016 年 10 月 5 日

2. 信用格付の付与について代表して責任を有する者:松村 省三

主任格付アナリスト:松村 省三

3. 評価の前提・等級基準:

評価の前提および等級基準は、J C R のホームページ(http:/ / www. jcr. co. jp)の「格付方針等」に「信用格付の種類

と記号の定義」(2014 年 1 月 6 日)として掲載している。

4. 信用格付の付与にかかる方法の概要:

本 件 信 用 格 付の 付 与 にか か る方 法 の 概 要 は、 J C R の ホ ー ムペ ー ジ ( http:/ / www. jcr. co. jp) の 「 格 付 方針 等 」 に 、

「コーポレート等の信用格付方法」(2014 年 11 月 7 日)、「銀行等」(2014 年 5 月 8 日)として掲載している。

5. 格付関係者:

(発行体・債務者等) 株式会社伊予銀行

6. 本件信用格付の前提・意義・限界:

本件信用格付は、格付対象となる債務について約定通り履行される確実性の程度を等級をもって示すものである。

本件信用格付は、債務履行の確実性の程度に関しての J C R の現時点での総合的な意見の表明であり、当該確実性

の程度を完全に表示しているものではない。また、本件信用格付は、デフォルト率や損失の程度を予想するもので

はない。本件信用格付の評価の対象には、価格変動リスクや市場流動性リスクなど、債務履行の確実性の程度以外

の事項は含まれない。

本件信用格付は、格付対象の発行体の業績、規制などを含む業界環境などの変化に伴い見直され、変動する。ま

た、本件信用格付の付与にあたり利用した情報は、J C R が格付対象の発行体および正確で信頼すべき情報源から入

手したものであるが、当該情報には、人為的、機械的またはその他の理由により誤りが存在する可能性がある。

7. 本件信用格付に利用した主要な情報の概要および提供者:

・ 格付関係者が提供した監査済財務諸表

・ 格付関係者が提供した業績、経営方針などに関する資料および説明

8. 利用した主要な情報の品質を確保するために講じられた措置の概要:

J C R は、信用格付の審査の基礎をなす情報の品質確保についての方針を定めている。本件信用格付においては、

独立監査人による監査、発行体もしくは中立的な機関による対外公表、または担当格付アナリストによる検証など、

当該方針が求める要件を満たした情報を、審査の基礎をなす情報として利用した。

9. J C R に対して直近 1 年以内に講じられた監督上の措置:なし

■留意事項

本文書に記載された情報は、J C Rが、発行体および正確で信頼すべき情報源から入手したものです。ただし、当該情報には、人為的、機械的、また

はその他の事由による誤りが存在する可能性があります。したがって、J C Rは、明示的であると黙示的であるとを問わず、当該情報の正確性、結果、

的確性、適時性、完全性、市場性、特定の目的への適合性について、一切表明保証するものではなく、また、J C Rは、当該情報の誤り、遺漏、また

は当該情報を使用した結果について、一切責任を負いません。J C R は、いかなる状況においても、当該情報のあらゆる使用から生じうる、機会損失、

金銭的損失を含むあらゆる種類の、特別損害、間接損害、付随的損害、派生的損害について、契約責任、不法行為責任、無過失責任その他責任原因

のいかんを問わず、また、当該損害が予見可能であると予見不可能であるとを問わず、一切責任を負いません。また、J C Rの格付は意見の表明であ

って、事実の表明ではなく、信用リスクの判断や個別の債券、コマーシャルペーパー等の購入、売却、保有の意思決定に関して何らの推奨をするも

のでもありません。J C Rの格付は、情報の変更、情報の不足その他の事由により変更、中断、または撤回されることがあります。格付は原則として

発行体より手数料をいただいて行っております。J C Rの格付データを含め、本文書に係る一切の権利は、J C Rが保有しています。J C Rの格付データ

を含め、本文書の一部または全部を問わず、J C R に無断で複製、翻案、改変等をすることは禁じられています。

■NR S R O 登録状況

J C R は、米国証券取引委員会の定める NRSRO(Nationally Recognized Statistical Rating O rganization)の 5 つの信用格付クラスのうち、以下の 4 クラ

スに登録しています。(1)金融機関、ブローカー・ディーラー、(2)保険会社、(3)一般事業法人、(4)政府・地方自治体。米国証券取引委員会規則

17g-7(a)項に基づく開示の対象となる場合、当該開示はJ C Rのホームページの“ Rating Information” (http: / / www. jcr. co. jp/ english/ top_cont/ rat_info01. php) に掲載されるニュースリリースに添付しています。

■ 本件に関するお問い合わせ先

参照

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